コロナワクチンの説明

~新型コロナウイルスワクチンの接種を希望される方へ~

 

 

当院では2種類のワクチンを接種していただけます。(どちらか一方を選択)

料金は、65歳以上の方はともに8,000円です。(65歳以下は16,000円)

それぞれの特徴を以下に御説明いたしますので、ワクチン選択時の参考にしてください。

 

 

コミナティ(ファイザー社)

 

新型コロナウイルスが出現してから、はじめて実用化されたワクチンで、ワクチンの種類としては「メッセンジャーRNA型ワクチン」に分類されます。

富田林市の1回目の集団接種時から採用されているワクチンで、今年も当院で接種していただけます。

** メッセンジャーRNA型(mRNA型)ワクチン・・ウイルスの遺伝情報の一部を注射して免疫を作るタイプのワクチン

 

a.       実用化されてから約5年の歴史があり、重症化を予防する効果があります。

「今まで大きな副作用はなかったので、変わったことはしたくない」と考える方に向いています。

b.      ウイルスに対する抗体価があまり長持ちしないので、夏季(79月)の流行期には効力が低下してしまいます。

c.       少数例ですが、重篤な副反応が報告されています。

 

 

 ヌバキソビッド(武田薬品)

 

現在日本で使用できる新型コロナワクチンの中で、唯一「メッセンジャーRNA」を用いないワクチンです。ワクチンの種類としては「組み換えタンパクワクチン」に分類されます。(インフルエンザワクチンや帯状疱疹ワクチンも同じ種類です)

 

a.       メッセンジャーRNA型(mRNA型)ワクチンと比較して、発熱や頭痛などの副反応が少なく、ウイルスに対する抗体価の減少も緩やかなので、効力が長期間保持されることが期待できます。

b.      本格的な実用化が今年からであるため、十分な臨床データが蓄積されていないことが不安要素としてあります。

 

<比較表>

ワクチン名

コミナティ(ファイザー)

ヌバキソビッド(武田薬品)

タイプ

mRNA

組み換えタンパク型

主な副反応

発熱(16.8%) 頭痛(59.4%) 

疲労(66.0%)悪寒(36.0%

悪心・嘔吐(5%未満)

発熱(10%未満) 頭痛(50.1%) 

疲労(52.4%)悪寒(1%未満)

悪心・嘔吐(14.7%) 

重篤な副反応

報告あり

報告なし

有効期間

8か月

6か月~1年

実用化(承認)された年

2021

2025

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